旋盤加工を成功させるためにはいくつかのポイントが
あります。これらのポイントを抑えなければ、いくら
旋盤の構造に詳しくなっても、きれいな部品を作ることは
できません。ましては効率よく旋盤を使うことはできません。
しかし、これらは頭でわかっていても、なかなか実際に
旋盤加工をしてみると、全く異なる結果になってしまう
ものなのです。
個人の技術の差や材料の材質や形状、さらには選択したバイト
によって条件が変化するために結果が異なるということに
なってしまいます。これが旋盤加工職人として一人前に
なるには時間がかかると言われるゆえんです。
旋盤加工を成功させるためにはまずは回転速度を制御
しなくてはなりません。回転速度は旋盤のチャックの回転数を
見ればわかります。回転数が高いとそれだけ高速度で回転して
いるということなので、加工面はきれいな仕上がりとなります。
しかし、速度が速いということは、数ミリのずれでも大きな
ずれへと繋がるので、初めは遅い速度で試し削りをして、
問題ないことを確認してから速度を上げるようにするとうまくいくでしょう。
次に気にしないといけないのは切り込み量です。つまり
削るときにどれだけバイトで切り込むのかということです。
これも回転速度と同様で、最初は小さな切込み量で試して
みてから、じょじょに量を大きくしていくといいでしょう。
いきなり大量の切り込みを設定すると、作業自体はすぐに
終わりますが、品質の面ではあまりよくありません。
最後に送りです。これはバイトをどれくらいの速度で送るか
ということです。これも他の二つと同様で送りが速いと作業も
速く終わりますが、加工面が荒くなるなど質の面では良く
ありません。手動送りを利用していくのが堅実なやり方と
言えるでしょう。
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